外壁塗装は、家を長く守るためにとても大切な工事です。
ところが実際には、「こんなはずじゃなかった」「もっと調べておけばよかった」と後悔してしまう失敗例も少なくありません。
特に大きな金額がかかる工事だからこそ、不安や疑問が多いものです。この記事では、実際によくある外壁塗装の失敗例をわかりやすくまとめ、「これはやってはいけない」というポイントを丁寧に解説していきます。事前に知っておくことで、後悔しない外壁塗装につなげていただければ幸いです。
1:見積もりをよく見ずに契約してしまう失敗
外壁塗装で一番多い失敗が、見積もり内容をよく確認しないまま契約してしまうことです。
「知り合いに紹介されたから安心」「営業の人が感じよかったから大丈夫」と思って決めてしまい、後から追加費用を請求されたというケースはとても多いのです。
たとえば、次のようなトラブルがあります。
- 工事が始まってから「これは別料金です」と言われた
- 足場代や高圧洗浄代が見積もりに入っていなかった
- 塗料のグレードが説明と違っていた
特に注意したいのは、「一式」とだけ書かれた見積もりです。何にいくらかかるのか分からず、後から金額が増えても気づきにくくなります。
よくある見積もりの失敗例
| 失敗内容 | 起こりやすい結果 |
|---|---|
| 内容を細かく確認しなかった | 追加費用が発生する |
| 相場を知らなかった | 高額でも気づかない |
| 1社だけで決めた | 比較できず損をする |
外壁塗装の見積もりは、最低でも2~3社から取ることが大切です。金額だけでなく、説明が分かりやすいか、質問にきちんと答えてくれるかを見ることで、信頼できる業者かどうかが見えてきます。
「よく分からないからお任せ」は、失敗への第一歩ですので、どうか注意してくださいね。
2:安さだけで業者を選んでしまう失敗
外壁塗装で次に多い失敗が、「とにかく安いから」という理由だけで業者を選んでしまうことです。
塗装をお考え方にとって、工事費用はできるだけ抑えたいものですよね。そのお気持ちはとてもよく分かります。ただし、外壁塗装は安さだけで判断すると、かえって高くついてしまうことがあるのです。
たとえば、極端に安い見積もりの場合、次のような問題が起こりやすくなります。
- 塗料の質が低く、数年で色あせや剥がれが出る
- 本来3回塗る工程を、2回だけで済まされてしまう
- 経験の浅い職人が工事を担当する
一見すると同じ「外壁塗装」でも、中身がまったく違うことがあるのです。
その結果、「5年もたたないうちに塗り直しが必要になった」「結局また工事費がかかった」という声も少なくありません。
安すぎる業者に多い特徴
- 見積もりが他社より極端に安い
- 工事内容の説明があいまい
- 契約を急がせてくる
- 保証やアフターサービスの説明がない
こうした業者は、工事後のトラブル対応をしてくれないケースもあります。
外壁塗装は「一度きりで終わり」ではなく、その後の住まいを守るための工事です。
だからこそ、価格と内容のバランスを見ることがとても大切なのです。
「安い=お得」ではありません。
適正な価格で、きちんと説明してくれる業者を選ぶことが、結果的に安心と節約につながります。
3:色選びで後悔してしまう失敗
外壁塗装が終わってから、「思っていた色と違う」「派手すぎて落ち着かない」と色選びで後悔する失敗もとても多く見られます。
外壁の色は、毎日目に入るものですし、家全体の印象を大きく左右します。そのため、失敗してしまうと長い間ストレスを感じてしまうことになるのです。
よくあるのが、小さな色見本だけで決めてしまうケースです。室内で見る色と、屋外で太陽の光を浴びた色とでは、印象が大きく変わります。また、外壁は面積が広いため、実際に塗ると色が思ったより明るく、または濃く見えることもあります。
色選びでの失敗例には、次のようなものがあります。
- 流行の色を選んだが、数年後に古く感じた
- 周囲の家と合わず、浮いて見える
- 汚れが目立ちやすい色だった
- 家の形や屋根の色と合っていなかった
こうした失敗を防ぐためには、実際の施工事例を見せてもらうことや、大きめの色見本で確認することが大切です。また、迷ったときは、落ち着いたベージュ系やグレー系など、長く飽きにくい色を選ぶ方が安心です。
外壁の色は、簡単に塗り替えられるものではありません。
だからこそ、「なんとなく」で決めず、家族と相談しながら、じっくり考えることが失敗を防ぐポイントになります。
4:工事中の確認を業者任せにしてしまう失敗
外壁塗装では、「プロに任せているのだから大丈夫」と思い、工事中の様子をまったく確認しないまま終わってしまう失敗もよくあります。確かに、すべてを細かく見る必要はありませんが、完全に任せきりにしてしまうのは注意が必要です。
実際に多いのが、工事が終わってから次のようなことに気づくケースです。
- 塗り残しがある
- 予定していた色と違う部分がある
- 玄関まわりや窓が汚れたままになっている
- いつの間にか工事が終わっていて説明がなかった
工事中に最低限チェックしたいポイント
- 今日の作業内容を簡単に説明してもらう
- 塗り始める前の色を一緒に確認する
- 気になる点はその日のうちに伝える
また、信頼できる業者であれば、写真で作業の進み具合を報告してくれることもあります。
「聞いたら悪いかな」「素人だから分からない」と遠慮する必要はありません。外壁塗装は、ご自宅の大切な工事です。
少しでも気になることがあれば、早めに確認することが、後悔しない外壁塗装につながります。
5:保証やアフターサービスを確認しなかった失敗
外壁塗装が終わったあとに多い後悔が、保証やアフターサービスをきちんと確認していなかったという失敗です。
工事が無事に終わると安心してしまいがちですが、実は本当の大切さは工事後に分かることが多いのです。
たとえば、塗装が終わって数年後に、次のようなトラブルが起こることがあります。
- 塗膜が早く剥がれてきた
- ひび割れが目立つようになった
- 雨が当たる部分だけ色あせが早い
このとき、「保証がありますので対応します」と言ってもらえれば安心ですが、保証内容を確認していなかったために対応してもらえなかったというケースも少なくありません。
よくある失敗の原因は、次のような点です。
- 口約束だけで、書面の保証がなかった
- 保証期間が思っていたより短かった
- どこまでが保証対象か分からなかった
- 連絡しようとしたら業者がいなくなっていた
特に注意したいのは、「保証あり」と言われても、内容がはっきりしていない場合です。何年保証なのか、どんな不具合が対象なのかを、必ず書面で確認することが大切です。
また、定期点検や相談に応じてくれるなど、工事後も付き合いが続く業者かどうかも重要なポイントです。外壁塗装は終わってからが本当のスタート、と考えると安心ですね。
6:業者任せにしすぎてしまう失敗|後悔しないための心構え
ここまでご紹介してきた失敗例に共通しているのが、「業者任せにしすぎてしまった」という点です。
外壁塗装は専門的な工事のため、「自分では分からない」「プロに任せるしかない」と感じる方が多いと思います。しかし、その気持ちにつけ込まれてしまうと、思わぬ失敗につながることがあります。
たとえば、
- 説明をよく聞かないまま契約してしまう
- 分からないことを質問せずに我慢してしまう
- 工事内容を確認しないまま終わってしまう
こうした小さな遠慮や不安が、後悔につながる原因になるのです。
大切なのは、「お任せする」と「丸投げする」は違うという考え方です。
専門的な作業は任せつつも、見積もりや保証、色選びなど、判断が必要な部分はきちんと理解することが大切です。
遠慮せずに質問し、納得できるまで説明してくれる業者こそ、本当に信頼できる業者です。
「この人になら任せられる」と思えるかどうか、ご自身の気持ちも大切にしてくださいね。
まとめ
外壁塗装の失敗は、事前の確認不足や業者任せが原因で起こることがほとんどです。
見積もり内容を確認すること、安さだけで決めないこと、色選びや保証をしっかり考えることが、後悔を防ぐポイントになります。
分からないことは遠慮せずに聞き、納得してから工事を進めることが何より大切です。
大切なお住まいを守るために、焦らず、慎重に外壁塗装を進めてくださいね。
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