先日は、屋根・外壁塗装工事における大切な工程のひとつ、
「下塗り作業」の様子をご紹介します。

下塗りは、塗装の仕上がりや耐久性を大きく左右する、非常に重要な工程です。

■ 下塗りとは？

下塗りは、外壁や屋根の下地と塗料を密着させるための“接着剤”の役割を果たします。

直接上塗りをしてしまうと、すぐに剥がれたり、色ムラが出たりしてしまうため、
塗装の基本は「下塗り → 中塗り → 上塗り」の3工程が原則です。

下塗りを丁寧に行うことで、上から塗る塗料のノリが良くなり、
仕上がりのツヤや色持ちが格段にアップします。

■ 屋根の下塗りの様子

まずは屋根の下塗り作業からスタート。

高圧洗浄でしっかり汚れを落とし、乾燥させたあとに施工します。
今回は、スレート屋根のため「浸透型シーラー」を使用しました。

シーラーには、下地の奥までしみ込んで劣化した素材を強化し、
上塗り塗料との密着を高める効果があります。

ローラーを使ってムラなく丁寧に塗布し、
塗り残しがないよう重ね塗りをしてしっかり吸い込ませました。

乾燥後には、屋根がほんのりツヤのある状態になり、
上塗り塗料がしっかり密着できる下地が完成です。

■ 外壁の下塗りの様子

続いて外壁の下塗り作業を行いました。

外壁の種類や劣化状況に合わせて、
今回は「微弾性フィラー」という下塗り材を使用しています。

フィラーは弾力性があり、細かいヒビや凹凸を埋める効果があります。
また、下地の色を整えることで、仕上がりの色ムラを防ぎ、
上塗りの発色をより美しく見せてくれます。

ローラーでしっかりと塗料を押し込みながら、
凹凸のある部分も丁寧に塗り込みました。

■ 下塗り完了後の状態

屋根・外壁ともに、下塗りが完了するとしっかりと塗膜が形成され、
全体的に均一でマットな仕上がりになります。

この上から中塗り・上塗りを重ねることで、
ツヤ・色・防水性を備えた美しい仕上がりへと仕上がっていきます。

お客様からも
「ここまで丁寧にやってもらえるとは思っていなかった！」
「職人さんの説明が分かりやすくて安心しました」
と嬉しいお言葉をいただきました。

■ まとめ：下塗りは塗装の“土台づくり”

下塗りは、建物で言えば「基礎工事」にあたる大切な工程。
どんなに高品質な塗料を使っても、下地処理や下塗りがしっかりしていなければ長持ちしません。

ペイントホームズ霧島店では、屋根・外壁の素材や劣化状況に合わせて、
最適な下塗り材を選定し、見えない部分こそ丁寧に施工しています。

「屋根や外壁の状態が気になる」
「そろそろ塗り替え時期かも？」という方は、
ぜひ一度無料点検をご依頼ください。